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青森県 千年園

概要


【導入時期】

令和2年10月

導入したもの 導入軽費(税込)
マッスルスーツEvery タイトフィット(SM2台、ML2台) 541,200円

 

導入したもの 付随して導入したもの 導入軽費(税込)
床走行式電動介護リフト(3台) シート型スリング(ローバック3枚、ハイバック3枚) 1,005,720円


【経費に対する補助金・助成金等】

マッスルスーツEvery タイトフィット:青森県「令和3年度青森県障害福祉分野におけるロボット等導入支援事業費補助金」

床走行式電動介護リフト:自主財源

【使用者】

介護職員

【使用範囲(どこで・どのくらいの頻度で使用されているか)】

朝夕の起床・就寝介護、車いすへの移乗時。マッスルスーツは夜間に体位交換を要する利用者への体位交換時や、入浴時の脱衣室での移乗介助時にも活用。


導入以前の課題(導入経緯・目的)


  • 腰への負担(腰痛発生)軽減が課題。また、職員は腰痛による不安から業務パフォーマンスが低下し、離職への不安を抱えていた。
  • 移乗介助の際に感じる負担要素、例えば職員側の要素(体力、身長)、利用者側の要素(体重、身長)をカバーしつつ、支援の標準・均一化を図る。
  • 「ノーリフト」の考えから業務見直しのヒントを得る。
  • 利用者が感じる職員への遠慮や気兼ねを解消。


導入成果・効果


【マッスルスーツEvery タイトフィット】

腰への負担軽減。夜間勤務における起床介助は限られた人員が行っており、その職員の身体的負担軽減となっている。また、体位交換やリネン交換時の中腰姿勢での腰への負担軽減になっている。

【床走行式電動介護リフト】

従来は2人による移乗介助だったが、機器導入によりは安全を確保でき、利用者の不安を解消をすることで、1人介助が可能になった。また、利用者を抱える等の行為による職員の身体的負担と利用者の身体拘縮部への力みの緩和、職員への遠慮や気兼ねへの軽減が図られた。


導入後の課題


【マッスルスーツEvery タイトフィット】

職員間で共用することに抵抗感をもつ職員がいる。また、夏場の衛生面(汗等)への対策が必要。

【床走行式電動介護リフト】

居室内での有効面積の確保(居室内が狭隘)

導入台数を増やす場合の購入費の予算(財源)確保


導入のための事前準備


【マッスルスーツEvery タイトフィット】

同様の他社製品の試用を含め、デモンストレーションを延べ3回実施。
効果を発揮できるよう、メーカーインストラクターから装着方法を指導。

【床走行式電動介護リフト】

メーカーインストラクターからの指導と、その後、職員間での伝達研修。
収納場所の確保(充電用コンセントの有無確認)。