熊本県 たまきな荘
概要
【導入時期】
①(KQ-787)、③(かるがるプチ4100)は平成28年3月、
②(リコロール200)は令和2年3月頃、その他は平成31年頃
導入したもの | 付随して導入したもの | 導入軽費(税込) |
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①床走行式電動介護リフト KQ-787(6台) |
スリングシート、 臥床者用装置 |
1,533,830円 |
導入したもの | 付随して導入したもの | 導入軽費(税込) |
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②天井走行リフト リコロール200 |
レール・取付部材等(トラバース仕様)(一式) |
1,753,400円 |
導入したもの | 付随して導入したもの | 導入軽費(税込) |
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③据置型リフト かるがるプチ4100(4台) |
入浴用スリングシート |
1,391,040円 |
導入したもの | 導入軽費(税込) |
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④フレックスボード(5個) | 216,000円 |
導入したもの | 導入軽費(税込) |
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⑤スマイルシートLサイズ(4枚) | 41,040円 |
導入したもの | 導入軽費(税込) |
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⑥イージーグライド(Ⅿサイズ3枚、Lサイズ3枚) | 120,852円 |
導入したもの | 導入軽費(税込) |
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⑦介護グローブCKー338 10組入り(7セット) | 93,366円 |
【経費に対する補助金・助成金等】
・職場定着支援助成金(介護福祉機器等助成)/労働局の助成金:上限300万円
・自動車事故医療体制整備事業(短期入所(ショートステイ)協力事業)【国土交通省の補助金:NASVAが認定した方を受け入れており、国土交通省から指定された障害者支援施設等が対象。受入実績により補助金額・補助率が変動する。】
【使用者】
生活支援員、看護師、リハビリ担当職員
【使用範囲(どこで・どのくらいの頻度で使用されているか)】
居室や浴室などで毎日の移乗介助にて使用している。
導入以前の課題(導入経緯・目的)
- 腰痛や腱鞘炎になる職員が多かった。
- 移乗介助を人力に頼っていたため、力がある職員(特に男性職員)の負担が大きかった。
- 移乗介助が介護業務のなかでも大きな負担を占めていた。
- 腰痛のために業務内容変更や離職を余儀なくされる職員もいた。
- 移乗介助中のリスク(入居者のケガや重大事故など)が考えられた。
導入成果・効果
- 導入前と比較し、1ケアに必要な時間は増えたが、時間をかけることで移乗中のお互いの表情が見え、コミュニケーションが増えたり入居者を観察する時間が増え、細かな気づきから支援につながることもあった。
また、職員の身体的負担(腰痛、腱鞘炎、外傷等)は大きく減少。入居者への負担(怪我や皮膚疾患、不快感、不安感)も本人へ確認した所、「負担が減少した」「安心して移乗できる」との声を多数いただいた。
導入後の課題
- 福祉機器の正しい使用方法の普及、定着、そしてそれらを継続することが大きな課題である。(誤った使用方法で機器の一部を破損させたり、入居者への危険や不安感を招くこともあるため。)
導入のための事前準備
- ノーリフト委員会を設置し、人力に頼らない移乗介助等の技法を支援員に伝達。
- 助成金の申請及びアンケート等を実施。