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長崎県 もみの木園

概要


【導入時期】

平成30年12月から順次

導入したもの 付随して購入した備品等 導入軽費(税込)
①床走行式リフトカリーナJ スリングシート(1枚) 260,000円

 

導入したもの 付随して購入した備品等 導入軽費(税込)
②高さ調節機能付き据置式直線レールアトラス・ラインHL スリングシート(1枚) 888,000円

 

導入したもの 付随して購入した備品等 導入軽費(税込)
③据置式面移動レールアトラス・クロス(3台) ススリングシート(3枚)、スリングバー1組) 3,358,500円


【経費に対する補助金・助成金等】

1、令和元年度長崎県障害分野介護ロボット導入事業費補助金
2、令和元年度長崎補正長崎県障害分野介護ロボット導入事業費補助金
3、長崎県障害分野における感染症対策に資する介護ロボット等導入促進事業補助金

【使用者】

介護職、医務職、リハビリテーション担当職員

【使用範囲(どこで・どのくらいの頻度で使用されているか)】

①(カリーナJ)は、現在3台あり、居室やトイレの移乗介助で1日30回以上は使用している。
②(アトラス・ライン)は、リフト使用の際そのまま横移動できるため、拘縮の強い方の居室に設置。移乗介助の際は毎回使用している。
③(アトラス・クロス)は、トイレに2台、浴室の脱衣所に1台設置。入浴時、トイレ移乗時対象者には必ず使用している。


導入以前の課題(導入経緯・目的)


  • 研修会等で、他施設のリフト導入の話を聞き、利用者の身体的負担軽減や、移乗介助時の外傷等の減少効果があるとの話を聞き導入した。
  • 年配の職員や身体痛がある職員、また妊娠中の職員など移乗介助に負担や制限があることで、他の職員に対して気兼ねしてしまう傾向があった。人材確保に苦慮する時代、誰もが長く働ける環境づくりの一環として導入した。


導入成果・効果


  • 2人介助で移乗介助していた方でも1人介助が可能となったため、利用者を待たせることが減った。またリフトを使用することで身体痛などの体調不良や、妊娠している職員でも業務に制限がなくなり、身体的、精神的負担の軽減につながっている。
  • 導入以前は入浴時、介護負担が大きい方を、一度車いすからリクライニング車いすへ移乗し、スライディングボードを使用して洗身台へ移乗介助を行っていた。リフト導入後は車いすから洗身台へ直接移乗できるようになり、効率化及び負担軽減につながった。
    また、入浴で疲れてしまい立位が一段と不安定になられる方でも、リフトを使用し怪我無く移乗できている。


導入後の課題


  • 利用者、介護者の負担の軽減と、利用者の残存機能の活用との兼ね合いが難しいため、リハビリ担当職員等とも連携を図り、使用方法・頻度等を検討する必要がある。
  • 導入して時間が経過しているため、使用する時の質の維持や慣れからくる事故防止策の検討をしていかなくてはいけない。


導入のための事前準備


  • ①(カリーナJ)は、ロボットに関する外部研修に職員が順番で参加し、伝達研修を実施し、必要性について考える機会を設けた。
  • ①(カリーナJ)、③(アトラス・クロス)は業者へ依頼し、利用者・職員と一緒に勉強会を開催。実際デモ機を利用して、便利さを確認した。
  • ③(アトラス・クロス)は、実際使用されている施設へ見学に行き、利便性を確認した。
  • 詳細を検討するノーリフト委員会を設置した。